黒き心を無くして、丹き心を以ちて、清潔く斎慎み、左の物を右に移さず、右の物を左に移さずして、左を左とし、右を右とし、左に帰り右に廻る事も万事違ふ事なくして、太神に仕へ奉れ。
元を元とし、本を本とする故なり。
当ブログ管理人の一文字です。
愛知県岡崎市の田舎神主。
融通の利かない頑固者です。
神社のこと、神道のこと、
世の中のこと、日々の出来事、
家族のこと、などなど。
私、一文字が、
気分次第で記していきます。
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「心の宅急便」
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- 2009年03月03日の記事
FMおかざき「心の宅急便」の21回目。
今日は「ひなまつり」のお話しです。
----------------------------------------------------------
今日は3月3日、「桃の節供」「ひなまつり」の日ですね。
「ひなまつり」と言えば、・・・
女の子のおまつり、雛人形を飾る
桃の花を飾る
ちらし寿司や蛤の吸い物を食べる
などが思い出されるでしょうか?
折角ですので、「ひなまつり」の由来について、少しお話しをさせていただきます。
まず、「節供(節句)」というのは、「節」がもともと「季節の節目」を意味し、その節目に「供」=「お供え」をすることを意味するのですが、江戸時代以降は今で言う祝日のようなものでした。それが所謂「五節句」です。
1月7日 人日 七草
3月3日 上巳 桃の節供
5月5日 端午 菖蒲の節供
7月7日 七夕 たなばた
9月9日 重陽 菊の節供
ですね。
この節目にお祓いをする習わしが古くからありました。
区切りを大切にする文化ですね。
そもそもこの「節供」は古代中国に起源があるようです。
中でも今日の「上巳の節供」は、旧暦3月の「上の巳の日」が元々の由来なんだそうです。
毎月「巳の日」が2回乃至3回ありますが、その「最初の巳の日」ということですね。
それが、陽数の3が重なるおめでたい日ということで、3月3日に固定されたんだとか。
3が重なることから「重三」とも言われます。
また我が国では一年の節目節目に、「人形流し」の風習がありました。
日本で季節の節目に古くから行われているもので、人形(ひとがた)に罪穢れを移して、川に流して祓い清める儀式です。今でも6月、12月の大祓で行われています。
これがやがて「流し雛」につながっていきます。
もう一つ、平安時代くらいから貴族のお嬢様の間で行われていた「雛(ひいな)あそび」があります。
紙や木などでつくられたお人形(雛)に、着物を着せたり、調度を飾ったりしてあそんだりしていたようです。源氏物語や宇津保物語にもその記述があります。
今のリカちゃん人形やバービーちゃんのお人形遊びのようなものでしょうか^^;
もちろんこれは「上巳の節供」に限らず、日常的に行われていたようです。
祓いの行事に人形遊び、いろいろな要素が複合して、ひなまつりの形が出来上がったのは江戸時代以降だといわれています。町人文化が盛んになるにつれて、次第に豪華になっていったということでしょうか。
それ故、地方によって、それぞれの家によって、色々なバージョンがあるようです。
さて、以下、豆知識です^^;
■ひなまつりの歌で、「おだいりさ~まと おひなさま~♪ ふ~たりならんで・・・・♪」と歌われることから、
男雛=お内裏さま
女雛=お雛さま
というイメージがありますが、元は
お内裏さま=お雛さま=男雛と女雛
なんだそうです。「男雛と女雛」一対で、「お内裏さま」であり「お雛さま」なんですね。
■男雛の冠ですが、後ろに注目してください、ぴーんと上に真っ直ぐに伸びているものがありますね。これは纓(えい)と言います。この上に真っ直ぐ延びた纓は「立纓(りゅうえい)」といって、天皇陛下のみに許された形なんです。私たち神主も冠をかぶりますが、纓は下に垂れた垂纓(すいえい)を使います。臣下の文官は垂纓(すいえい)、武官は巻纓(かんえい)と決まっていました。
だから、男雛は天皇陛下ということですね。天皇陛下のお住まいのことを「内裏(だいり)」とも言いました。
■男雛と女雛を左右どちらにするかで、二通りあります。今の雛人形は「向かって左側に男雛」、「向かって右に女雛」が一般的ですが、京雛はその逆です。こちらの方が古式だとも言われています。
我が国では、左(神さまや天皇さまに向かって右側)を上位とするのがしきたりでした。
現在でも神社の祭式はこれが原則です。
左大臣が右大臣よりも上席で、桜橘も左近の桜、右近の橘ですね。
■他にも三人官女の真ん中の一人は「眉無し・お歯黒」で、年長者、上位の女官を表しています。
細かいところに注目すると、色々な文化や伝統が分かって面白いですよね。
■そうそう、「伊賀まんじゅう」ってありますよね。
岡崎を中心としたこの辺りではひなまつりにつきもののお菓子です。
でも全国的には珍しいものなんですね。
このように地方によって、またそれぞれの家によって、ひなまつりの祝い方はバリエーションが沢山あると思います。何が正しくて何が間違いということではないですが、・・・・
日本には四季折々の行事があり、その中には長い年月をかけて培われてきた伝統や文化があるということは決して忘れてはいけないと思います。
そして、それを子供たちに分かりやすく伝えていけると良いですね。
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今日は、小雨が降り続く寒い一日でした。
皆さんはどんな「ひなまつり」をしましたか?
今日は「ひなまつり」のお話しです。
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今日は3月3日、「桃の節供」「ひなまつり」の日ですね。
「ひなまつり」と言えば、・・・
女の子のおまつり、雛人形を飾る
桃の花を飾る
ちらし寿司や蛤の吸い物を食べる
などが思い出されるでしょうか?
折角ですので、「ひなまつり」の由来について、少しお話しをさせていただきます。
まず、「節供(節句)」というのは、「節」がもともと「季節の節目」を意味し、その節目に「供」=「お供え」をすることを意味するのですが、江戸時代以降は今で言う祝日のようなものでした。それが所謂「五節句」です。
1月7日 人日 七草
3月3日 上巳 桃の節供
5月5日 端午 菖蒲の節供
7月7日 七夕 たなばた
9月9日 重陽 菊の節供
ですね。
この節目にお祓いをする習わしが古くからありました。
区切りを大切にする文化ですね。
そもそもこの「節供」は古代中国に起源があるようです。
中でも今日の「上巳の節供」は、旧暦3月の「上の巳の日」が元々の由来なんだそうです。
毎月「巳の日」が2回乃至3回ありますが、その「最初の巳の日」ということですね。
それが、陽数の3が重なるおめでたい日ということで、3月3日に固定されたんだとか。
3が重なることから「重三」とも言われます。
また我が国では一年の節目節目に、「人形流し」の風習がありました。
日本で季節の節目に古くから行われているもので、人形(ひとがた)に罪穢れを移して、川に流して祓い清める儀式です。今でも6月、12月の大祓で行われています。
これがやがて「流し雛」につながっていきます。
もう一つ、平安時代くらいから貴族のお嬢様の間で行われていた「雛(ひいな)あそび」があります。
紙や木などでつくられたお人形(雛)に、着物を着せたり、調度を飾ったりしてあそんだりしていたようです。源氏物語や宇津保物語にもその記述があります。
今のリカちゃん人形やバービーちゃんのお人形遊びのようなものでしょうか^^;
もちろんこれは「上巳の節供」に限らず、日常的に行われていたようです。
祓いの行事に人形遊び、いろいろな要素が複合して、ひなまつりの形が出来上がったのは江戸時代以降だといわれています。町人文化が盛んになるにつれて、次第に豪華になっていったということでしょうか。
それ故、地方によって、それぞれの家によって、色々なバージョンがあるようです。
さて、以下、豆知識です^^;
■ひなまつりの歌で、「おだいりさ~まと おひなさま~♪ ふ~たりならんで・・・・♪」と歌われることから、
男雛=お内裏さま
女雛=お雛さま
というイメージがありますが、元は
お内裏さま=お雛さま=男雛と女雛
なんだそうです。「男雛と女雛」一対で、「お内裏さま」であり「お雛さま」なんですね。
■男雛の冠ですが、後ろに注目してください、ぴーんと上に真っ直ぐに伸びているものがありますね。これは纓(えい)と言います。この上に真っ直ぐ延びた纓は「立纓(りゅうえい)」といって、天皇陛下のみに許された形なんです。私たち神主も冠をかぶりますが、纓は下に垂れた垂纓(すいえい)を使います。臣下の文官は垂纓(すいえい)、武官は巻纓(かんえい)と決まっていました。
だから、男雛は天皇陛下ということですね。天皇陛下のお住まいのことを「内裏(だいり)」とも言いました。
■男雛と女雛を左右どちらにするかで、二通りあります。今の雛人形は「向かって左側に男雛」、「向かって右に女雛」が一般的ですが、京雛はその逆です。こちらの方が古式だとも言われています。
我が国では、左(神さまや天皇さまに向かって右側)を上位とするのがしきたりでした。
現在でも神社の祭式はこれが原則です。
左大臣が右大臣よりも上席で、桜橘も左近の桜、右近の橘ですね。
■他にも三人官女の真ん中の一人は「眉無し・お歯黒」で、年長者、上位の女官を表しています。
細かいところに注目すると、色々な文化や伝統が分かって面白いですよね。
■そうそう、「伊賀まんじゅう」ってありますよね。
岡崎を中心としたこの辺りではひなまつりにつきもののお菓子です。
でも全国的には珍しいものなんですね。
このように地方によって、またそれぞれの家によって、ひなまつりの祝い方はバリエーションが沢山あると思います。何が正しくて何が間違いということではないですが、・・・・
日本には四季折々の行事があり、その中には長い年月をかけて培われてきた伝統や文化があるということは決して忘れてはいけないと思います。
そして、それを子供たちに分かりやすく伝えていけると良いですね。
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今日は、小雨が降り続く寒い一日でした。
皆さんはどんな「ひなまつり」をしましたか?
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