黒き心を無くして、丹き心を以ちて、清潔く斎慎み、左の物を右に移さず、右の物を左に移さずして、左を左とし、右を右とし、左に帰り右に廻る事も万事違ふ事なくして、太神に仕へ奉れ。
元を元とし、本を本とする故なり。
当ブログ管理人の一文字です。
愛知県岡崎市の田舎神主。
融通の利かない頑固者です。
神社のこと、神道のこと、
世の中のこと、日々の出来事、
家族のこと、などなど。
私、一文字が、
気分次第で記していきます。
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「心の宅急便」
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- 2009年07月07日の記事
FMおかざき「心の宅急便」の39回目。
今日は「七夕」のお話しです。
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「七夕」と書いて「しちせき」「たなばた」と読みます。
五節供の一つで、7月7日の夜のことですね。
今年は3月3日の上巳の節供、5月5日の端午の節供も丁度火曜日でしたので、この心の宅急便のコーナーでそれぞれの節供についてお話しさせていただきました。
そして今日も「七夕の節供」のお話しをさせていただきます。
(実は・・・毎年この三つの節供は同じ曜日になるんですね^^;)
皆さんは、七夕の行事というと何を思い出されるでしょうか?
短冊にお願い事を書いて、色々な飾りとともに、竹の枝につるして・・・・
といったところでしょうか。
実はこの七夕の行事、色んな要素が複雑に複合して現在に伝わっているんです。
その由来をいくつかご紹介しましょう。
【1】「織り姫と彦星の恋の物語」
皆さんご存知でしょうから、ざっくりあらすじだけお話ししますね。
元々は中国の伝説ですが、これが日本を始めアジア各地に伝わっています。
中国では漢の時代・紀元前1世紀頃には、すでにこの伝説が伝えられていたようです。
ちなみに、日本では・・・
「織女」=「織り姫」=こと座のベガ
「牽牛」=「彦星」=わし座のアルタイル
ですね。(はくちょう座のデネブとともに、天の川を挟んで夏の大三角形を作る星です。)
【2】乞巧奠(きっこうでん)の行事
織り姫にちなんで、中国では機織りや裁縫の上達を祈願する「乞巧奠」という星祭りの行事がありました。
文字通り、「巧」になることを「乞」う行事です。「奠」はお供えとかお祭りを意味します。
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の「奠」ですね。
この乞巧奠の行事が、織り姫と彦星の物語とともに、遣隋使や遣唐使によって、奈良時代に日本に入ってきたのです。そして先ず、宮中や貴族たちの間に広まりました。
桃、梨、茄子、瓜、大豆、干鯛、薄鮑などをお供えし、牽牛・織女の2星をまつったようです。
室町時代になると、七夕に歌を供するようになり、雅な遊興も加わってきます。
7という数にちなんで、7種類の遊びを行ったとか・・・。
中国から伝わった「織り姫と彦星の物語」と「乞巧奠」のお話しはお分かりいただけたと思います。
では「七夕」をなぜ「たなばた」と読むのでしょうか?
日本古来の由来がありそうです。
【3】棚機女(たなばたつめ)
「七夕」の漢字に「たなばた」という訓をあてたのか、「たなばた」の訓に「七夕」の漢字をあてたのか分かりませんが、・・・・
日本語の「たなばた」はそもそも、
「はたを織ること」
「機織り機のこと」
「はたを織る人」
を意味し、「棚機」と書きます。
「棚」は「一段高いところ」「特別な場所」を意味します。つまり「神棚」の「棚」と同じですね。
「機」は織物を織ることです。
記紀神話でも機織りは神聖視されています。
それが神々にお供えする織物を織る場合はなおさらです。
神聖な機織りをする女性を「棚機女(たなばたつめ)」といいました。
身を清めて機織りをするために、水辺に棚をつくり、そこに機屋(はたや)を設けて、神さまのための機織りをしたんだそうです。
で、何を祈ったのでしょうか・・・・。
【4】五穀豊穣を祈る
やはり、第一の祈りはこれです。
「たなばた」の語源説に、「たなつもの、はたつもの」がつづまったものというのがあります。
「たなつもの」=「田のもの(稲)」、「はたつもの」=「畑のもの」ということですね。
米作りにおいて、水管理の重要な時でもあります。
風雨の順調を祈ったのでしょう。
【5】お盆の準備
もう一つは、「お盆」との関係もあります。
「お盆」はご先祖様をおまつりするわけですが、もともと旧暦7月15日の行事でした。
その前の旧暦7月7日が「七夕」なんです。
「七夕」には「お盆を迎えるための準備をはじめる日」という意味もあったと思われます。
「棚」=祖先祭りをするための祭壇
「機」=そのための織物、あるいは「旗」?
ということでしょうか。
お盆を迎えるための「禊ぎ」という意味もあったようです。
乞巧奠が、やんごとなき方々の「七夕」なら、こちらの「棚機」は農村、庶民の行事であったと言えるかも知れません。
【6】笹竹に短冊
これらが一体となって、今の七夕の原型が出来たのが江戸時代です。
今では、七夕と言えば「竹に短冊」ですが、願い事の書いた短冊をつるすようになったのもこの頃です。
五色の短冊の五色は、陰陽五行説に由来しています。
吹き流しは、織り姫さまの糸にあやかっているそうです。
このように、七夕は色んな要素が合わさって今に伝えられています。
海外の文化を取り入れ、自己流にアレンジして独自の文化を形成していくのが、日本人の特技だとも言えますが、地方によって色々な七夕行事も伝わっています。
一度じっくりと調べてみるのも面白いかも知れませんね。
今日の七夕、皆さんはどうすごされますか?
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今日は「七夕」のお話しです。
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今日7月7日は「七夕」です。今夜のお天気が気になりますね。♪ささのはさらさら のきばにゆれる
おほしさまきらきら きんぎんすなご♪♪
♪ごしきのたんざく わたしがかいた
おほしさまきらきら そらからみてる♪♪
「七夕」と書いて「しちせき」「たなばた」と読みます。
五節供の一つで、7月7日の夜のことですね。
今年は3月3日の上巳の節供、5月5日の端午の節供も丁度火曜日でしたので、この心の宅急便のコーナーでそれぞれの節供についてお話しさせていただきました。
そして今日も「七夕の節供」のお話しをさせていただきます。
(実は・・・毎年この三つの節供は同じ曜日になるんですね^^;)
皆さんは、七夕の行事というと何を思い出されるでしょうか?
短冊にお願い事を書いて、色々な飾りとともに、竹の枝につるして・・・・
といったところでしょうか。
実はこの七夕の行事、色んな要素が複雑に複合して現在に伝わっているんです。
その由来をいくつかご紹介しましょう。
【1】「織り姫と彦星の恋の物語」
皆さんご存知でしょうから、ざっくりあらすじだけお話ししますね。
随分乱暴ですが、ざっとこんなお話しです。・天帝の娘の織女と牽牛が結婚をする。
・あまりにハッピーで二人とも仕事をしない。
・怒った天帝が二人の中を引き裂く。(天の川)
・悲しんだ二人は更に仕事をしない。
・天帝は年に一度の逢瀬を許す。(7月7日)
・この時カササギが橋を架けてくれる。
元々は中国の伝説ですが、これが日本を始めアジア各地に伝わっています。
中国では漢の時代・紀元前1世紀頃には、すでにこの伝説が伝えられていたようです。
ちなみに、日本では・・・
「織女」=「織り姫」=こと座のベガ
「牽牛」=「彦星」=わし座のアルタイル
ですね。(はくちょう座のデネブとともに、天の川を挟んで夏の大三角形を作る星です。)
【2】乞巧奠(きっこうでん)の行事
織り姫にちなんで、中国では機織りや裁縫の上達を祈願する「乞巧奠」という星祭りの行事がありました。
文字通り、「巧」になることを「乞」う行事です。「奠」はお供えとかお祭りを意味します。
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」の「奠」ですね。
この乞巧奠の行事が、織り姫と彦星の物語とともに、遣隋使や遣唐使によって、奈良時代に日本に入ってきたのです。そして先ず、宮中や貴族たちの間に広まりました。
桃、梨、茄子、瓜、大豆、干鯛、薄鮑などをお供えし、牽牛・織女の2星をまつったようです。
室町時代になると、七夕に歌を供するようになり、雅な遊興も加わってきます。
7という数にちなんで、7種類の遊びを行ったとか・・・。
中国から伝わった「織り姫と彦星の物語」と「乞巧奠」のお話しはお分かりいただけたと思います。
では「七夕」をなぜ「たなばた」と読むのでしょうか?
日本古来の由来がありそうです。
【3】棚機女(たなばたつめ)
「七夕」の漢字に「たなばた」という訓をあてたのか、「たなばた」の訓に「七夕」の漢字をあてたのか分かりませんが、・・・・
日本語の「たなばた」はそもそも、
「はたを織ること」
「機織り機のこと」
「はたを織る人」
を意味し、「棚機」と書きます。
「棚」は「一段高いところ」「特別な場所」を意味します。つまり「神棚」の「棚」と同じですね。
「機」は織物を織ることです。
記紀神話でも機織りは神聖視されています。
それが神々にお供えする織物を織る場合はなおさらです。
神聖な機織りをする女性を「棚機女(たなばたつめ)」といいました。
身を清めて機織りをするために、水辺に棚をつくり、そこに機屋(はたや)を設けて、神さまのための機織りをしたんだそうです。
で、何を祈ったのでしょうか・・・・。
【4】五穀豊穣を祈る
やはり、第一の祈りはこれです。
「たなばた」の語源説に、「たなつもの、はたつもの」がつづまったものというのがあります。
「たなつもの」=「田のもの(稲)」、「はたつもの」=「畑のもの」ということですね。
米作りにおいて、水管理の重要な時でもあります。
風雨の順調を祈ったのでしょう。
【5】お盆の準備
もう一つは、「お盆」との関係もあります。
「お盆」はご先祖様をおまつりするわけですが、もともと旧暦7月15日の行事でした。
その前の旧暦7月7日が「七夕」なんです。
「七夕」には「お盆を迎えるための準備をはじめる日」という意味もあったと思われます。
「棚」=祖先祭りをするための祭壇
「機」=そのための織物、あるいは「旗」?
ということでしょうか。
お盆を迎えるための「禊ぎ」という意味もあったようです。
乞巧奠が、やんごとなき方々の「七夕」なら、こちらの「棚機」は農村、庶民の行事であったと言えるかも知れません。
【6】笹竹に短冊
これらが一体となって、今の七夕の原型が出来たのが江戸時代です。
今では、七夕と言えば「竹に短冊」ですが、願い事の書いた短冊をつるすようになったのもこの頃です。
五色の短冊の五色は、陰陽五行説に由来しています。
吹き流しは、織り姫さまの糸にあやかっているそうです。
このように、七夕は色んな要素が合わさって今に伝えられています。
海外の文化を取り入れ、自己流にアレンジして独自の文化を形成していくのが、日本人の特技だとも言えますが、地方によって色々な七夕行事も伝わっています。
一度じっくりと調べてみるのも面白いかも知れませんね。
今日の七夕、皆さんはどうすごされますか?
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