黒き心を無くして、丹き心を以ちて、清潔く斎慎み、左の物を右に移さず、右の物を左に移さずして、左を左とし、右を右とし、左に帰り右に廻る事も万事違ふ事なくして、太神に仕へ奉れ。
元を元とし、本を本とする故なり。
当ブログ管理人の一文字です。
愛知県岡崎市の田舎神主。
融通の利かない頑固者です。
神社のこと、神道のこと、
世の中のこと、日々の出来事、
家族のこと、などなど。
私、一文字が、
気分次第で記していきます。
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「心の宅急便」
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- 2009年12月09日の記事
FMおかざき「心の宅急便」の61回目の放送です。
一日遅れのUPになりました。昨日の放送分です^^;
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今日はずいぶん寒く、師走らしいお天気ですね。
さて、「常夜燈」ってご存じですよね?
街道沿いなど、各町、各村に必ずと言っていいほどある石造りの「常夜燈」ですが、これらは江戸時代頃から、町内安全を祈願して建立されたものです。そしてこの三河地方では、その殆どが「秋葉山」の常夜燈と言っても過言ではないでしょう。ちなみに伊勢街道に行くと、殆どが「太神宮」の常夜灯ですが。
この秋葉さんの常夜燈ですが、岡崎市に153基もあるそうです。
みなさんのお家の近くにもきっとあるのではないでしょうか。
また、秋葉さんの御神札も各家庭でおまつりされているのではないでしょうか。
台所に貼られる御神札ですね。
「正一位秋葉神社火防守護」「秋葉三尺坊大権現」などの御神札です。
このように我々庶民にとって「秋葉信仰」はもっとも盛んな信仰の一つです。
そもそもこの「秋葉信仰」は「秋葉山本宮秋葉神社」(静岡県浜松市天竜区春野町領家841)を中心とする信仰です。
赤石山脈の最南端、天竜川の上流に位置する標高866mの秋葉山が御神体山で、初めて御社殿が建ったのは、今から凡そ1300年前の和銅2年(西暦709年)だそうです。
秋葉神社の神様は、火の幸を恵み、悪火を鎮め、火を司り給う神様で、お名前を「火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)」と申し上げます。
秋葉信仰の歴史ですが、明治以前は「秋葉大権現」と称していました。神仏混交の信仰でさらに各地の民間信仰とも結びついて様々なバリーエーションがあり分かりにくいですが、もとは天台宗系の修験道の霊場だったそうです。山岳信仰でもあり、修行の場でもあったわけですね。
時代と共にその霊場も廃れていきましたが、室町時代に「三尺坊」という修験者が再興します。
この三尺坊という方、信濃出身の方のようですが、観音の化身で火伏せの法に通じた天狗(てんぐ)ともいわれていました。越後国から飛来して秋葉山の鎮守となったという伝説もあり、「三尺坊大権現」と称して大登山秋葉寺に祀られたといわれています。
貞享2年(1685)頃には、各地で三尺坊大権現を祀ることが流行し、祠や常夜灯がたくさん作られたと言います。
この秋葉三尺坊大権現を信仰する神仏混淆の信仰は、中部地方を主として、東海道筋から関東地方にかけて講社を結成するなど庶民の信仰と深く結び付いていきました。
現在、各町内ごとに代参で御神札を受けに行くのも、この講の名残ですね。
また、お伊勢参りと併せて参詣されることも多かったといいます。
如何に信仰が深かったかがわかります。
さて、明治に入ると、明治初期の神仏分離令で。「秋葉神社」と改称します。
秋葉寺は廃寺となったため、三尺坊の像などは可睡斎(袋井市)に移したと伝えられています。
全国の秋葉大権現も「秋葉神社」や「秋葉山○○寺」「○○山秋葉寺」となりました。
神社になったところと、お寺になったところがあります。
熱田神宮のおとなりに「秋葉山円通寺」というお寺がありますね。
日本武尊が火攻めにあったときに、秋葉大権現が助けたという伝説に由来のお寺ですね。
さて御本宮の「秋葉神社」ですが、昭和27年に「秋葉山本宮秋葉神社」と改称し現在に至っています。
毎年12月15日、16日が例祭で、「火祭り」は有名ですね。
いずれにしても秋葉さんの信仰は「火防の信仰」です。
それ故「町内安全」を祈願し、防犯灯の役割と「防火の役割」を願って常夜灯が建立されたのですね。
何しろ火災が一番怖いですから。
そして、毎年常夜灯の前で神事を行い、祈りを込めることが重要です。
現代の街灯とはその意味ではひと味違うと言えましょうか。
さて、今年の秋葉神社は、御鎮座1300年を迎えています。
6月2日には、御鎮座1300年式年大祭が厳粛に斎行されたそうです。
記念事業としては、「西の閽(こん)の神門」が立派に竣功した由も聞いています。
同社々有林より産出された樹齢300年生の秋葉杉を主体に地元天竜杉だけを用い、平成14年より工事に着手したそうで、足掛け4年の歳月をかけ、高さ13mの重曹の神門が雲海に浮かび赫々と輝く姿を見ることができるそうです。
今年の火祭りにお出かけになってはいかがでしょうか?
余談ですが、東京のアキバ。正式には秋葉原(あきはばら)ですが、この地名も秋葉神社に由来しています。
また全国各地にも「秋葉」と名のつく地名がたくさんありますが、殆どが秋葉神社にちなむものです。
また、関東から中部地方に多く見られる秋葉信仰ですが、関西では、愛宕信仰が多いんだそうです。
愛宕神社(京都市右京区嵯峨愛宕町、愛宕山に鎮座。)の愛宕権現の信仰ですね。
そういえば「愛宕」という地名もたくさんありますし、岡崎にもありますね。
ともにご祭神は「火之迦具土神」
この神様は、伊弉諾神、伊弉册神の二柱の大神さまの国生み神話の中で最後にお生まれになります。
伊弉册神は、大八洲の国土をお生みになり、そして山川草木の神々をお生みになります。最後に火之迦具土神をお生みになったときに、大やけどをされ、伊弉册神はお亡くなりになります。
火は数々の恵みをもたらすと共に、取り扱いを一つ間違えれば、災いにもなりかねません。
これからの季節、皆さんくれぐれも火の元には十分ご留意されますようお願い申し上げます。
火の用心!
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一日遅れのUPになりました。昨日の放送分です^^;
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今日はずいぶん寒く、師走らしいお天気ですね。
さて、「常夜燈」ってご存じですよね?
街道沿いなど、各町、各村に必ずと言っていいほどある石造りの「常夜燈」ですが、これらは江戸時代頃から、町内安全を祈願して建立されたものです。そしてこの三河地方では、その殆どが「秋葉山」の常夜燈と言っても過言ではないでしょう。ちなみに伊勢街道に行くと、殆どが「太神宮」の常夜灯ですが。
この秋葉さんの常夜燈ですが、岡崎市に153基もあるそうです。
みなさんのお家の近くにもきっとあるのではないでしょうか。
また、秋葉さんの御神札も各家庭でおまつりされているのではないでしょうか。
台所に貼られる御神札ですね。
「正一位秋葉神社火防守護」「秋葉三尺坊大権現」などの御神札です。
このように我々庶民にとって「秋葉信仰」はもっとも盛んな信仰の一つです。
そもそもこの「秋葉信仰」は「秋葉山本宮秋葉神社」(静岡県浜松市天竜区春野町領家841)を中心とする信仰です。
赤石山脈の最南端、天竜川の上流に位置する標高866mの秋葉山が御神体山で、初めて御社殿が建ったのは、今から凡そ1300年前の和銅2年(西暦709年)だそうです。
秋葉神社の神様は、火の幸を恵み、悪火を鎮め、火を司り給う神様で、お名前を「火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)」と申し上げます。
秋葉信仰の歴史ですが、明治以前は「秋葉大権現」と称していました。神仏混交の信仰でさらに各地の民間信仰とも結びついて様々なバリーエーションがあり分かりにくいですが、もとは天台宗系の修験道の霊場だったそうです。山岳信仰でもあり、修行の場でもあったわけですね。
時代と共にその霊場も廃れていきましたが、室町時代に「三尺坊」という修験者が再興します。
この三尺坊という方、信濃出身の方のようですが、観音の化身で火伏せの法に通じた天狗(てんぐ)ともいわれていました。越後国から飛来して秋葉山の鎮守となったという伝説もあり、「三尺坊大権現」と称して大登山秋葉寺に祀られたといわれています。
貞享2年(1685)頃には、各地で三尺坊大権現を祀ることが流行し、祠や常夜灯がたくさん作られたと言います。
この秋葉三尺坊大権現を信仰する神仏混淆の信仰は、中部地方を主として、東海道筋から関東地方にかけて講社を結成するなど庶民の信仰と深く結び付いていきました。
現在、各町内ごとに代参で御神札を受けに行くのも、この講の名残ですね。
また、お伊勢参りと併せて参詣されることも多かったといいます。
如何に信仰が深かったかがわかります。
さて、明治に入ると、明治初期の神仏分離令で。「秋葉神社」と改称します。
秋葉寺は廃寺となったため、三尺坊の像などは可睡斎(袋井市)に移したと伝えられています。
全国の秋葉大権現も「秋葉神社」や「秋葉山○○寺」「○○山秋葉寺」となりました。
神社になったところと、お寺になったところがあります。
熱田神宮のおとなりに「秋葉山円通寺」というお寺がありますね。
日本武尊が火攻めにあったときに、秋葉大権現が助けたという伝説に由来のお寺ですね。
さて御本宮の「秋葉神社」ですが、昭和27年に「秋葉山本宮秋葉神社」と改称し現在に至っています。
毎年12月15日、16日が例祭で、「火祭り」は有名ですね。
いずれにしても秋葉さんの信仰は「火防の信仰」です。
それ故「町内安全」を祈願し、防犯灯の役割と「防火の役割」を願って常夜灯が建立されたのですね。
何しろ火災が一番怖いですから。
そして、毎年常夜灯の前で神事を行い、祈りを込めることが重要です。
現代の街灯とはその意味ではひと味違うと言えましょうか。
さて、今年の秋葉神社は、御鎮座1300年を迎えています。
6月2日には、御鎮座1300年式年大祭が厳粛に斎行されたそうです。
記念事業としては、「西の閽(こん)の神門」が立派に竣功した由も聞いています。
同社々有林より産出された樹齢300年生の秋葉杉を主体に地元天竜杉だけを用い、平成14年より工事に着手したそうで、足掛け4年の歳月をかけ、高さ13mの重曹の神門が雲海に浮かび赫々と輝く姿を見ることができるそうです。
今年の火祭りにお出かけになってはいかがでしょうか?
余談ですが、東京のアキバ。正式には秋葉原(あきはばら)ですが、この地名も秋葉神社に由来しています。
また全国各地にも「秋葉」と名のつく地名がたくさんありますが、殆どが秋葉神社にちなむものです。
また、関東から中部地方に多く見られる秋葉信仰ですが、関西では、愛宕信仰が多いんだそうです。
愛宕神社(京都市右京区嵯峨愛宕町、愛宕山に鎮座。)の愛宕権現の信仰ですね。
そういえば「愛宕」という地名もたくさんありますし、岡崎にもありますね。
ともにご祭神は「火之迦具土神」
この神様は、伊弉諾神、伊弉册神の二柱の大神さまの国生み神話の中で最後にお生まれになります。
伊弉册神は、大八洲の国土をお生みになり、そして山川草木の神々をお生みになります。最後に火之迦具土神をお生みになったときに、大やけどをされ、伊弉册神はお亡くなりになります。
火は数々の恵みをもたらすと共に、取り扱いを一つ間違えれば、災いにもなりかねません。
これからの季節、皆さんくれぐれも火の元には十分ご留意されますようお願い申し上げます。
火の用心!
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