黒き心を無くして、丹き心を以ちて、清潔く斎慎み、左の物を右に移さず、右の物を左に移さずして、左を左とし、右を右とし、左に帰り右に廻る事も万事違ふ事なくして、太神に仕へ奉れ。
元を元とし、本を本とする故なり。
当ブログ管理人の一文字です。
愛知県岡崎市の田舎神主。
融通の利かない頑固者です。
神社のこと、神道のこと、
世の中のこと、日々の出来事、
家族のこと、などなど。
私、一文字が、
気分次第で記していきます。
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- 2010年02月02日の記事
FMおかざき76.3「心の宅急便」の69回目の放送です。
今日は田野さんが体調不良でお休み。大島さんがピンチヒッターでお相手してくれました。
先週に引き続き、「節分の話」です。
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明日はいよいよ節分ですね。
先週も「節分」について、・・・
「節分」が年4回あること、
節分行事の起源は、平安時代の追儺の行事であること、
豆まきの話、恵方巻の話などをさせていただきました。
豆まきの時のかけ声といえば、ご存じ「鬼は外 福は内」ですね。
ところがこの「鬼は外、福は内」には、様々なバリエーションがあるんです。
例えば、
「鬼は外」と「福は内」のどちらを先にいうのか?
また、何回ずつ唱えるのか?
2回ずつでしょうか?3回ずつでしょうか?
ところによって、寺社によって実際は様々なようです。
また、「鬼は外」と言わない例もあります。
「鬼は内」とか「鬼も内」というんですね。
え?っとお思いかも知れませんが、例えば鬼に縁のある寺社などです。
鬼藤さん、鬼頭さん、鬼沢さん、鬼塚さん、鬼武さん、九鬼さん・・・などですね。
色々なバリエーションがあるものです。
それはそうと、私自身幼い頃、「福は内」で何故豆を撒くのか?非常に疑問でした。
福の神に豆をぶつける?
福の神が逃げて言っちゃうんじゃないか?
神さまに失礼じゃないか?
とまぁ、素朴な疑問です。
皆さんは、どう答えます?
そもそも、豆まきは「おにやらい」です。あくまでも豆をぶつけるのは鬼に対してなんですね。
「鬼は外」は言うに及ばず、「福は内」の時も豆をぶつけるの対象は鬼なのかも知れませんね。
散供だという説もあるようです。
ところで豆まきで追い払われる「鬼」について考えてみましょう。
「鬼」と聞いて皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。
赤鬼・青鬼のイメージでしょうかねぇ。
頭に角があり、トラのパンツ、大きな金棒・・・・
人間生活を脅かす醜悪怪力の想像上の妖怪(ようかい)?が「鬼」ですね。
昔話の桃太郎や一寸法師に登場する「鬼」のイメージです。
実はこれらのような「鬼」のイメージは、陰陽道や仏教の影響をうけて徐々に形成されていったものなんだそうです。
ではもともとの鬼はどうだったのでしょう?
『日本書紀』では、皇威に従わぬ種族を、「邪鬼(あしきもの)、邪神(あしきかみ)」と表しています。
『万葉集』では「鬼」を「しこ(醜)」とか「もの(物の怪)」と訓じています。
辞書によると、
実際、愛知県内でみても
北設楽の「花祭り」の鬼などは、幸福をもたらす「鬼」です。
決して悪い鬼ではありません。
鬼=超人的な力を持つ存在=神に近いものということでしょうか。
また、タン切り飴で有名な、豊橋・安久美神戸神明社の鬼祭の鬼は、愛嬌のある鬼ですね。
このように一口に「鬼」といっても、悪い鬼もいれば、良い鬼やかわいらしい鬼もいるということですね。。
では、豆まきで追い払う「鬼」はどうでしょう。
この鬼は、邪気、疫病、様々な災いごとを象徴する「鬼」だということですね。
目には見えないけれども、様々な災いをもたらすもの、罪や穢れすべてをひっくるめて「鬼」としたのだと思います。
勿論、心の中の悪い心、きたない心も含まれますね。
そしてそれらを祓い清めるのが節分の「豆まき」なんですね。
そして家の中も、身体の中もすっかりきれいに、さっぱりとした状態で、春を迎える。
それが節分行事の根本です。
「節分」の日に行ってこそ意味があるわけです。
ところが近年、「節分」の日に行わない節分行事が目につくようになってきました。
日曜日等に日にちを替えて行う社寺が出てきたということです。
それも有名社寺の節分祭や節分会などです。
どことは言いませんが・・・(笑)
更に、新聞広告やTVコマーシャルも派手に行っているところもありますので、余計目につきます。
少なくとも寺社は「節分」にこだわるべきだと思いますが、いかがでしょう。
しかも芸能人や有名人で客寄せしたり、高価な景品を用意した福引きなど。
いかにも商業主義的な感じがします。
これでは、信仰を基礎とした神事・行事ではなく、単なる商業イベントですね。
恵方巻と同じです。
節分の日に、彼方此方で豆まきが行われ、鬼やらいが行われます。
節分の日に追い出されたたくさんの鬼は、どこに行くのでしょう?。
節分前に豆まきをして鬼を追い払っても、節分に余所で追い払われた鬼がまたやってきてしまうかもしれませんね。
やっぱり節分の豆まきは、節分の日に行うべきだと思います。
もちろん、岡崎天満宮の節分豆まき祭は、節分当日2月3日午後1時から執り行います。
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今日は田野さんが体調不良でお休み。大島さんがピンチヒッターでお相手してくれました。
先週に引き続き、「節分の話」です。
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明日はいよいよ節分ですね。
先週も「節分」について、・・・
「節分」が年4回あること、
節分行事の起源は、平安時代の追儺の行事であること、
豆まきの話、恵方巻の話などをさせていただきました。
豆まきの時のかけ声といえば、ご存じ「鬼は外 福は内」ですね。
ところがこの「鬼は外、福は内」には、様々なバリエーションがあるんです。
例えば、
「鬼は外」と「福は内」のどちらを先にいうのか?
また、何回ずつ唱えるのか?
2回ずつでしょうか?3回ずつでしょうか?
ところによって、寺社によって実際は様々なようです。
ちなみに、岡崎天満宮では、先ず「鬼は外」を3回、次に「福は内」を3回唱えます。○諸国風俗問状答〔19C前〕紀伊国和歌山風俗問状答・一二月・一〇二
「追儺とて大豆を煎、升に入、戸障子を明放し、家の内へ向ひ福は内と三遍、外へ向ひ鬼は外と二遍云ひて、豆を打、是を年男と云ふ」
○慶長見聞集〔1614〕九
「節分の夜鬼は外へ福は内へとおさめ、煎大豆を数へ、船をゑかきて敷なとするを」
また、「鬼は外」と言わない例もあります。
「鬼は内」とか「鬼も内」というんですね。
え?っとお思いかも知れませんが、例えば鬼に縁のある寺社などです。
「福は内」しか言わないところもあるようです。大須観音、成田山新勝寺などですね。●鬼鎮神社(埼玉県比企郡嵐山町) →「福は内、鬼は内、悪魔外」
鎌倉時代の勇将・畠山重忠の館の鬼門除けとして建立したので「悪魔外」。また、金棒を持った鬼が奉納されているので「鬼は内」です。
●元興寺(奈良県奈良市) →「福は内、鬼は内」
寺に元興神(がごぜ)という鬼がいて、悪者を退治するという言い伝えがあります。
●稲荷鬼王神社(新宿区歌舞伎町) →「福は内、鬼は内」
「鬼王」として「月夜見命」「大物主命」「天手力男命」の三神を祀っています。
●天河神社(奈良県天川村) →「鬼は内、福は内」
鬼は全ての意識を超えて物事を正しく見るとされているため、前日に「鬼の宿」という鬼迎えの神事を行い、鬼を迎い入れてから節分会をします。
●金峯山寺蔵王堂(奈良県吉野郡吉野町)→「福は内、鬼も内」
全国から追われた鬼を迎い入れ、仏教の力で改心させます。
●千蔵寺(神奈川県川崎市) →「福は外、鬼は内」
厄神鬼王(やくじんきおう)という神様が鬼を堂内に呼び込み、悪い鬼に説教をして改心させ社会復帰させます。
また、「鬼」字のつく姓の家でも「鬼は外」を避けるようですね。●大須観音(愛知県名古屋市) →「福は内」のみ
伊勢神宮の神様から授けられた鬼面を寺宝としているため「鬼は外」は禁句です。
●成田山新勝寺(千葉県成田市) →「福は内」のみ
ご本尊の不動明王の前では鬼も改心するとされています。
鬼藤さん、鬼頭さん、鬼沢さん、鬼塚さん、鬼武さん、九鬼さん・・・などですね。
色々なバリエーションがあるものです。
それはそうと、私自身幼い頃、「福は内」で何故豆を撒くのか?非常に疑問でした。
福の神に豆をぶつける?
福の神が逃げて言っちゃうんじゃないか?
神さまに失礼じゃないか?
とまぁ、素朴な疑問です。
皆さんは、どう答えます?
そもそも、豆まきは「おにやらい」です。あくまでも豆をぶつけるのは鬼に対してなんですね。
「鬼は外」は言うに及ばず、「福は内」の時も豆をぶつけるの対象は鬼なのかも知れませんね。
散供だという説もあるようです。
ところで豆まきで追い払われる「鬼」について考えてみましょう。
「鬼」と聞いて皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。
赤鬼・青鬼のイメージでしょうかねぇ。
頭に角があり、トラのパンツ、大きな金棒・・・・
人間生活を脅かす醜悪怪力の想像上の妖怪(ようかい)?が「鬼」ですね。
昔話の桃太郎や一寸法師に登場する「鬼」のイメージです。
実はこれらのような「鬼」のイメージは、陰陽道や仏教の影響をうけて徐々に形成されていったものなんだそうです。
ではもともとの鬼はどうだったのでしょう?
『日本書紀』では、皇威に従わぬ種族を、「邪鬼(あしきもの)、邪神(あしきかみ)」と表しています。
『万葉集』では「鬼」を「しこ(醜)」とか「もの(物の怪)」と訓じています。
辞書によると、
だそうです。豆まきの方法同様、「鬼」にもいろいろあるんですね。①(「隠(おん)」が変化したもので、隠れて人の目に見えないものの意という)死者の霊魂。精霊。
②人にたたりをすると信じられていた無形の幽魂など。もののけ。幽鬼。
③想像上の怪物。仏教の羅刹(らせつ)と混同され、餓鬼、地獄の青鬼、赤鬼などになり、また、美男、美女となって人間世界に現われたりする。また、陰陽道 (おんようどう)の影響で、人間の姿をとり、口は耳まで裂け、鋭い牙(きば)をもち、頭に牛の角があり、裸に虎の皮の褌をしめ、怪力をもち、性質が荒々し いものとされた。夜叉(やしゃ)。羅刹(らせつ)。
④民間の伝承では、巨人信仰と結びついたり、先住民の一部や社会の落伍者およびその子孫としての山男と考えられ、見なれない異人をさす場合がある。また、山の精霊や耕作を害し、疫病をもたらし人間を苦しめる悪霊をもさす場合がある。
⑤修験道者などが奥地の山間部に土着した無名の者、または山窩(さんか)の類をいう。
⑥(比喩的に用いて)鬼のような性質をもっている人。また、鬼の姿と類似点のある人。
・・・・
【語誌】
1)日本の「鬼」はモノ、シコなどと訓まれて、目にみえない悪しき霊やモノノケを意味していた。死者を意味する中国の「鬼(き)」とは本来異なる概念であったが、かなり早い時期から習合、混同され、「おに」という語の意味する範囲が拡大したと思われる。「今昔物語集」など中世の説話集によると、中国の思想、仏教で説かれる地獄の獄卒や夜叉、陰陽道の悪鬼などの影響を受けて多様な広がりを有していた。
2)元来は姿形の見えない存在とされるが、室町時代には、虎皮の褌に筋骨たくましい体、頭の角、といった型がつくられ、お伽草子などを通じて流布されていった。近世、近代になると、粗暴さや凶悪さを表わすための比喩として用いられることが多くなる。
(日本国語大辞典)
実際、愛知県内でみても
北設楽の「花祭り」の鬼などは、幸福をもたらす「鬼」です。
決して悪い鬼ではありません。
鬼=超人的な力を持つ存在=神に近いものということでしょうか。
また、タン切り飴で有名な、豊橋・安久美神戸神明社の鬼祭の鬼は、愛嬌のある鬼ですね。
このように一口に「鬼」といっても、悪い鬼もいれば、良い鬼やかわいらしい鬼もいるということですね。。
では、豆まきで追い払う「鬼」はどうでしょう。
この鬼は、邪気、疫病、様々な災いごとを象徴する「鬼」だということですね。
目には見えないけれども、様々な災いをもたらすもの、罪や穢れすべてをひっくるめて「鬼」としたのだと思います。
勿論、心の中の悪い心、きたない心も含まれますね。
そしてそれらを祓い清めるのが節分の「豆まき」なんですね。
そして家の中も、身体の中もすっかりきれいに、さっぱりとした状態で、春を迎える。
それが節分行事の根本です。
「節分」の日に行ってこそ意味があるわけです。
ところが近年、「節分」の日に行わない節分行事が目につくようになってきました。
日曜日等に日にちを替えて行う社寺が出てきたということです。
それも有名社寺の節分祭や節分会などです。
どことは言いませんが・・・(笑)
更に、新聞広告やTVコマーシャルも派手に行っているところもありますので、余計目につきます。
少なくとも寺社は「節分」にこだわるべきだと思いますが、いかがでしょう。
しかも芸能人や有名人で客寄せしたり、高価な景品を用意した福引きなど。
いかにも商業主義的な感じがします。
これでは、信仰を基礎とした神事・行事ではなく、単なる商業イベントですね。
恵方巻と同じです。
節分の日に、彼方此方で豆まきが行われ、鬼やらいが行われます。
節分の日に追い出されたたくさんの鬼は、どこに行くのでしょう?。
節分前に豆まきをして鬼を追い払っても、節分に余所で追い払われた鬼がまたやってきてしまうかもしれませんね。
やっぱり節分の豆まきは、節分の日に行うべきだと思います。
もちろん、岡崎天満宮の節分豆まき祭は、節分当日2月3日午後1時から執り行います。
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